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冒頭
ノルウェー発のミニシリーズ『ラ・パルマ』がNetflixで配信中。舞台はカナリア諸島ラ・パルマ島——火山活動が突如活発化し、津波の危険が迫る中、休暇で訪れていた家族が決断と向き合うことになるサバイバル・ドラマです。全4話というコンパクトな構成ながら、自然災害と人間の選択をリアルに描き出した本作。その見どころをネタバレなしでご紹介します。
映画『ラ・パルマ』基本情報
- 配信開始日:2024年12月12日(Netflixにて配信)
- ジャンル:ディザスタードラマ/ヒューマンドラマ
- 制作国:ノルウェー
- 監督:カスパー・バーフォード
- 主演:イングリッド・ボルゾ・ベルダル、アンドレス・バースモ、アルマ・ギュンター
- 話数:全4話(1話約45〜50分)
あらすじ(ネタバレなし)
ノルウェーからカナリア諸島ラ・パルマへ休暇にやって来た一家。ところが島では火山活動が異常な動きを見せ始めていた。若い地質学者が津波のリスクを指摘し始める中、島に足止めされた人々はそれぞれの立場で動き出す。家族の中にある緊張、過去の葛藤、そして迫る自然の脅威——極限状態での選択が問われていく。
感想レビュー
災害と家族、二重の緊張感が迫る
自然の脅威を描きつつ、単なるパニックものでは終わらないのが本作の特徴です。家族の中にある対立や理解のズレが、火山の不穏な動きとともにじわじわと浮かび上がり、見ていて思わず息を呑む場面が続きます。極限状態になると、人は何を優先し、何を犠牲にするのか——その問いが終始、作品の根底に流れています。
映像の説得力と島のロケーション
ラ・パルマ島の自然を活かしたロケーションは印象的。火山や海の描写もリアルで、災害が“目前に迫っている”という感覚が伝わってきます。視覚的な演出に過度なCGはなく、逆にそれが現実味を増していました。
時間のない中に凝縮された人間ドラマ
全4話という短さながら、それぞれのキャラクターにしっかりと背景があり、誰の視点で見るかによって印象も変わる作りになっています。テンポもよく、余計な説明がない分、観る側の想像力を刺激します。
『ラ・パルマ』はこんな人におすすめ
- 災害サスペンスやヒューマンドラマが好きな方
- 家族の葛藤と再生を描いた作品に興味がある方
- 緊張感のある短編シリーズを求めている方
- 自然の脅威と人間の選択にリアリティを感じたい方
視聴方法(2025年5月時点)
- Netflix:2024年12月12日より独占配信中。月額790円からのプランで視聴可能。※配信状況は変わる可能性がありますので、最新情報をご確認ください。